編棒を火の色に替えてから 冬野虹詩文集
Price ¥2,200
編棒を火の色に替えてから 冬野虹詩文集
生きづらい世の中に辟易とすることもありますが、本を読んでいると、すぐ言葉にならない感情の“輪郭”だけが残るような、そんな瞬間もあったりします。この詩文集は、その曖昧な輪郭にそっと触れてくれるような一冊、といえるでしょうか。
主張せず、押しつけず、それでも読後に確かな余韻が残る。ページを開くたび、心の温度が少しだけ整うような読書体験。詩が好きな方だけでなく、忙しい毎日の中で静かに自分を取り戻したいあなたにもおすすめかもしれません。
※以下、版元より
俳句・詩・短歌・童話・歌詞・絵画など多様な形式でのきわめてすぐれた表現を達成し、吉岡実(詩人)、中西夏之(美術家)、永田耕衣(俳人)ら第一級の芸術家たちが才能をみとめた作家、冬野虹(1943-2002)による珠玉の作品群および散文をあつめた詩文集がついに刊行。
2015年刊行の『冬野虹作品集成』(四ッ谷龍編、書肆山田)より主要な作品を抄出し、同書未収録であった詩歌や散文および著者自身による挿画を掲載。巻末には俳人であり夫である四ッ谷龍による冬野虹論「あけぼののために」と回想録「冬野虹との二十年」を併録。
カテゴリ
詩文集
定価
2,200円(税込)
判型
四六判
製本
ソフトカバー
頁数
376頁


