ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集
Price ¥1,320
ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集
斉藤倫 著
高野文子 画
わからなくたって、好きになっていいんだよ
きみはいつものように、あけっぱなしの玄関から、どんどんぼくの部屋にあがりこみ、ランドセルをおろしながらこういった。「せんせいが、おまえは本を読めっていうんだ。ことばがなってないから」。ぼくは一冊の詩集をきみに手渡す。「ここんとこ、読んでみな」。
詩は、おもしろい。
そして、詩はことばを自由にし、ことばはわたしたちを自由にする。
20篇の詩を通して、詩人斉藤倫と楽しみ、考える、詩のことそしてことばのこと。